年長さんにおすすめの絵本!ちょっと長い本にチャレンジ!

こんにちは。ぬーぬーです。

今日は年長さんくらいのお子さんにすすめたい絵本(本)を紹介します。

目次

年長さんにおすすめの絵本「押し入れの冒険」

この絵本との出会いは、タバコのヤニで壁が黄色くなった古い個人経営のガソリンスタンドの待合室でした。

ボロボロの絵本でしたが、表紙の色合いが魅力的でつい手に取ってしまいました。文字も多いしページ数も多くてびっくりしたのですが、それでもすぐに絵本の世界に引き込まれるような面白さを感じました。すぐにAmazonでポチリ。

購入時、上の子はまだ4歳だったので読めるわけもなく、読み聞かせてあげていたのですが、とても気に入っていました。

一週間くらい毎晩読ませられた・・・。

この絵本長いので一気に読むと酸欠になるし、30分くらいかかります。なので、ページ数を区切ったり夫と分担して読むようにしていました。

話の内容は、保育園でケンカをした男の子2人が先生に怒られて押し入れに閉じ込められるところからはじまります。押し入れに閉じ込めるなんて今だったら虐待とか言われそうな話ですが、この絵本では先生の厳しさと温かさがうまく描かれています。

押し入れの中は”ねずみばあさん”が出ると恐れられています。そして、押し入れの中に閉じ込められた男の子2人はねずみばあさんに出会ってしまい・・・ネタバレになるのでこの辺で。

私も小さい頃、田舎の離れのトイレで日頃こわいと思っている恐怖心から壁の染みがおばけのように見えたりすることがありました。絵本の中で男の子たちはそんなこわい気持ちに汗びっしょりになりながら立ち向かいます。子どもの時だけ感じる不思議な想像の世界を思い出すようなお話で、何度読んでも面白いです。

年長さんにおすすめの本「口で歩く」

 

我が家では絵本タイトル「口で歩く」ではなく、「たちばなさん」の愛称で親しまれている絵本です。

娘たちには定期的に「たちばなさん読んでー」と言われます。「たちばなさん」とは本に出てくる主人公のことです。

この本は挿絵程度なので、絵本と言うより児童書という感じかもしれません。

「たちばなさん」は体が不自由で寝たきりなのですが、お母さんに車輪のついたベッドに乗せて家の前に出してもらい、通りゆく人に声をかけてベッドを押してもらって目的地まで進んでいくのです。

色々な人に出会ってとても良い気持ちになることもあれば怒られることもあります。

でも「たちばなさん」はとっても前向きで色々な人たちとの出会いを楽しんでいます。

私も仕事で発達障害のあるお子さんと接していますが、支援するときに”自分でできなくてもいい、人に助けてもらえるか”というところを大事にしています。

本に出てくる「たちばなさん」は人に頼ることがとっても上手だなあと感心してしまいます。

そして愛される人柄を身に着けて育つことが大事なことだと感じます。

私は本を読んだときに本に書かれていないことまで想像したり、自分の経験に照らし合わせて考えるのですが、子どもはストレートに本に書かれた事実そのものを受け取るなと思います。

「たちばなさん」のベッドに犬がおしっこをかけるシーンでは大笑いしていますし、「たちばなさん」愛用の「なまけんぼう(必要なものを寝たままとる棒)」を工作で作って寝転んで「なまけんぼ~」と言って使っています。

障害のある方の話って大人が読むと面白がるのは不謹慎とか思ってしまいますが、子どもは話そのものを楽しんでいます。子どもは純粋だから、障害のある人も自分たちと変わらない同じ目線で見ることができるんだと思います。そういう視点って大事。

この話に出てくる「たちばなさん」も決して自分のことを劣っているなんて思ってない、ただ自分で歩けないだけ、とそんな大らかな気持ちなんだろうと思います。

低学年だったら読書感想文にもおすすめの内容です。

年長さんにおすすめの絵本まとめ

今日は私の大好きな絵本2冊を紹介しました。

子どもに絵本を読んであげられるのも残り時間がわずかとなってきました。

長いからヤダと断ってしまいがちなのですが、たくさん読み聞かせてあげたいと思います!