目次
”母になるなら流山”って言うけど子育てしやすいの?
私の住む流山市は千葉県にあり埼玉県と江戸川を挟んで隣接しています。
一昔前は畑しかない地域でしたが、つくばエクスプレスが開通したことをきっかけに一気に人口が増えました。
特に市長がアメリカ帰りのやり手で、子育て世代の若者の移住を進めており、マスコミにも頻繁に取り上げられています。
私は仕事が千葉で実家は埼玉であることから、子育て支援も手厚そうだと思い、流山市に引っ越して来ました。
実際に住んでみると、良い面もたくさんあるのですが、いかんせん子どもが多すぎて困ることが出てきました。
実際に住んでいる生の声をお届け(私個人の所感ですが)するので、これから流山市への移住を検討している方の参考になればと思います。
流山市の子育て支援の現状
新設が追いつかない保育園
子育て支援の面では保育園が充実していることがあげられていましたが、それも今は昔の話となっています。移住者が増えすぎて平成29年の待機児童数は千葉県内ワースト5となってしまいました。
新設の園は増えているものの、駅周辺の地域はどこもいっぱいで、保育園を落ちた人も周りにたくさんいます。
小規模保育なども増えていますが、ビルの一室や園庭のない園が多く、残念ながら子どもにとって十分な設備ではない園も多く存在しています。
園庭のない保育園であっても近くの公園に遊びに出ている姿をよく見るので、まったく外遊びができないような状態ではありません。都心部はどこも質より量に力を入れている状態だと思うので、ある程度は仕方ないですね。
流山市は新設園増設の量としてはかなり多い方だと思います。千葉県内ワースト5の市町村の中でも、唯一流山市だけが待機児童数を減らすことに成功しています。
ちょっと珍しい保育園への送迎ステーションについて
子どもの多いおおたかの森と南流山には家と保育園が遠い場合に送迎してくれる送迎ステーションがあります。幼稚園バスの保育園バージョンみたいな感じです。
利用条件に自分の荷物を持ってバスに乗り降りができることが含まれているので、実質利用できるのは3歳頃からになると思います。
流山市は幼稚園までいっぱい・・・
移住者が増えているため、幼稚園に通う園児の数も増加しています。
人口の多い地域では、プレから通っていないと入れない園もあります。認可定員ギリギリの園もあり、1クラスの人数が35人でぎゅうぎゅうなんて声も耳にします。
幼稚園の数は多く、送迎バスもたくさん出ているので、少し遠くても人数に余裕のある園を選ぶママも増えているようです。
当然小学校も学童もいっぱい・・・
南流山やおおたかの森の地域では小学校もマンモス校化しています。1校に2~3校分の生徒数が収容されてしまっている地域もあるようです。
クラスの人数はもちろん多く、水道の蛇口には長蛇の列ができて給食前に手を洗えないなんて話もあります・・・。
おおたかの森地域には新設校もできましたが、1校だけでは当然足りません。。
幼稚園は通う園を選べますが、小学校は学区で決まってしまうので、これは痛いところ。。これから住む方はどこの小学校に通うことになるかを考えた上で引っ越し先を決めた方が良いかもしれません。
日本マクロで見れば少子化なわけで、継続的に子どもが増えることを見込めるわけではなく、新設校のハードルは高いようです。
習い事までも入れない・・・!?
南流山駅近くのプールに娘を通わせていましたが、平日は少人数で良かったのですが、土曜日クラスになったら保育園の子が合わさり人数が激増!!先生一人に対して子ども20人程度です。
更に、小学生の時間帯と少しかぶっていたのですが、プールがイモ洗い状態。子どもが楽しめれば良いとは思いますが、十分な指導を受けられるのかは疑問でした。
他にも流山市総合運動公園で幼児の体操教室があるのですが、こちらは定員いっぱいで断られてしまいました。
そんなこんなで人気の習い事はどれもいっぱいです。
ただ、駅周辺には塾などがたくさんできてきて、競争も激しくなっているので供給量が増えれば良い指導を受けられる可能性もあるかもしれません!というか早く供給量が追いついてほしい!!
流山市の医療費
医療費は中学卒業までは受診料200円のみの負担で受けられます。
ただ子どもの医療費を完全に無料としている自治体も多いので、、正直普通ですね。
支援センター、児童館など
支援センターなどの活動は活発な印象です。
各保育園でも園庭開放などが頻繁に行われており、子どもを遊ばせることができます。
児童館もたくさんあって雨の日はよく遊びに行きます。
幼児サークルなどの活動も盛んなので自分から動けばママ友もたくさんできると思います。
流山市は図書館が充実している
個人的に住んでみて驚いたことが図書館が多いこと。
さらに、ネットで予約もでき最新の本なども大きい図書館から取り寄せてもらえるので、本好きにはうれしいです。
住みやすさ
流山市の利便性
電車
TXで秋葉原まで30分程度で出れます。南流山、流山セントラルパーク、流山おおたかの森の3つがTX沿線です。
また、南流山駅には武蔵野線も通っているので、さいたま市や松戸市、海浜幕張など会社の多い地域にアクセスしやすいです。
流鉄線というローカル電車もあります。こちらは利便性はいまいちなのですが、レトロでかわいくこども達から人気です。
車
再開発された地域は道が広く動きやすいですが、昔からある流鉄線(流山と松戸をを結ぶ単線)近辺は結構ごちゃごちゃしています。
遠出となると埼玉県方面は流山市に隣接している江戸川を渡るための橋が大混雑します。(おそらく隣接する三郷市にららぽーと新三郷やIKEA、コストコがあるため)
休日や平日でも混雑する時間帯は歩いて5分の橋を渡るのに車で30分かけないと渡れないなんてこと
も・・・。
▼平日でもこんなに混雑しています。
新しい橋の工事をしているようですが、完成はまだ先のようです。。
流山市周辺の商業施設
流山市内ではおおたかの森におおたかの森SCという高島屋系列のショッピングモールがあり、一通り買い物ができます。
スーパーやホームセンターなどは豊富に点在しています。
ららぽーと柏の葉やららぽーと新三郷も10km圏内にあるので、結構楽しめます。お隣の松戸市に出ればデパートもたくさんあります。
ららぽーと新三郷にはトーマスタウンがあり、子どもたちから大人気です。
▼私も行って来ました▼

飲食店がチェーン店しかなく、おいしい個人店やラーメン屋があまりありません。食べ歩きが好きなので、個人的に少し寂しいです・・・。
流山市の公園
公園は大小さまざまたくさんあります。
▼一番広い流山市総合運動公園
キッコーマンスタジアムがあり、とてもきれいです。習い事も豊富に行われています。
▼江戸川沿いの土手
春になると菜の花が咲いてとてもきれいです。土手の上は車が通れないので、サイクリングやお散歩に最適です。
▼南流山駅周辺は住宅地の中の公園(1~9号まである)
住宅地の中にはたくさんの公園があります。トイレも整備されていて(あまりきれいではありませんが…)、遊具もたくさんあり、子ども達がたくさん遊んでいます。
自然が豊かで春には色々な花が咲き、秋にはどんぐりや松ぼっくりも拾えます。不動産会社なんかが流山市を都心に一番近い森とうたっていますが、あながち間違いではありません。
お隣の松戸市にも公園がたくさんあるので、休日は足を延ばすこともよくあります。
子どもを遊ばせる環境は十分です。
流山市の治安
治安はかなり良いと思います。
空き巣被害などがたまに出ているようですが、大きな犯罪は聞いたことがありません。
都心の駅周辺などによくいるような変な人やマナーの悪い人も少なく、安心して暮らせます。お隣の松戸市が治安が悪いことで有名ですが、流山市はいたって安全です。
流山市への移住まとめ
子どもが多すぎると紹介したようなデメリットももろもろ発生します。でも、子育て仲間がたくさんいて友達がたくさんできるので良い面もたくさんあります。
少子化がすすんでいるので、子どもは多いか少ないかのどちらかに偏っている地域が多いですよね。 私は子どもが少ない地域よりは多い地域の方が楽しく子育てできるんじゃないかと思っています。
流山市に移住してもうすぐ2年になります。長い期間住むつもりはなかったのですが、住んでいる人もあたたかく生活もしやすく、なんだかんだで根をはってしまいました。
夫の転勤でもない限り住み続ける予定です。
ただ流山市で家を買うことはしません。今の子育て世代が去ったら、一気に街が老け込みそうなのと、地盤も弱いので…。
これから移住を考えている方は上記の内容を踏まえ、是非検討してみてくださいね。
おーしまいっ!