こんにちは!まんぬーの夫の”ぽんにん”です。
ぽんにん執筆記事といえばカテゴリはもちろん「お得情報」。
今日は第1弾。
今年10年目を迎える話題沸騰中の「ふるさと納税」について書きます。
我が家の楽しい食卓はふるさと納税でもらうお米やビールに支えられています!


目次
ふるさと納税って難しい?
「ふるさと納税ってよく聞くけど、何かお得なんだよね?でも、よくやり方もわからないし間違って損でもしたら嫌だから、まぁいいや・・・」
こんな風に考えてしまっている人が僕のまわりにもたくさんいます。
自分が納めている税金の一部を地方の自治体に納めることでお礼の品をもらうという一見簡単な内容なのですが、確定申告や上限金額があるので、僕も初めてやるときは手続きを間違えたりしないか 緊張しました。
でも、一度やってみれば簡単で、しかもおいしいものがたくさん食べれてメリットだらけです。
小難しいイメージのある確定申告についてもワンストップ特例たるものが導入され、必要なくなりました。
今回はふるさと納税について、自分の経験をもとに注意点も含めながら超具体的に超わかりやすく説明していきたいと思います!がんばります!!
まだやったことのない方は是非ふるさと納税にチャレンジしてみてください。
ふるさと納税とは
ふるさと納税について簡単に説明しておきます。既に調べている方は読み飛ばしてください。
総務省ふるさと納税ポータルサイトには「ふるさと納税」が以下の様に書かれています。
都道府県、市区町村への「寄附」。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となります。
※総務省 ふるさと納税ポータルサイトより引用
自分が納める所得税及び住民税の一部を地方の自治体に納める見返りとして、特産品などのお礼の品をもらうというものになります。
どうせ同じ税金を納めるならお礼の品がもらえた方がいいですよね。
お礼の品はだいたい寄付金の3割程度です。2万円の寄付をしたら6000円相当のお礼の品が届きます。
ただし、ふるさと納税をするには自己負担額として2000円だけは別途支払う必要があります。手数料みたいなイメージです。
それでも、大半の方はお礼の品を金額換算すると2000円を大きく上回るのでやって損はないです。
ふるさと納税のやりかた
ふるさと納税のやりかたについて以下の手順で説明していきます。
手順1.ふるさと納税の上限額を知る
→自分がいくらふるさと納税できるのかを知る方法
手順2.ふるさと納税の申し込みを行う
→お礼の品を選んで申し込む方法
手順3.お礼の品が届いた後の処理
→税金からの控除するための処理の仕方
思わぬ長文となってしまったので、当記事では手順1のふるさと納税の上限額を知る方法までを記載しています
手順2、手順3は別記事にまとめました。セットでお読みください。
手順1.ふるさと納税の上限額を知る
意外と最初の関門なんですよね。。
一体自分がいくらふるさと納税ができるのかわからない、という方いらっしゃるのではないでしょうか。
上限額はふるさとチョイス(ふるさと納税ポータルサイト)のシミュレーションで出します。
便利な世の中になっているのです。
上限額を算出するシミュレーションをするににあたって、今年の年収の見込み額が必要となります。
なので、まずは年収の見込み額の算出方法について説明していきます。
年収の見込み額の出し方は2つあります。
- 今年の給与からおよその年収の見込み額を出す方法
- 昨年度の年収で今年度の年収の見込み額を出す方法
それぞれ説明します。
年収の見込み額の算出方法
1.今年の給与からおよその年収の見込み額を出す方法
現時点で確定している今年の毎月の給与を足して、残りの期間も同等くらいの給与だと仮定して見込みを出します。
このときボーナスの分も含めて年収を出してくださいね。
以下簡単な例として計算式をのせておきます。
例.現時点で10月までの給与がわかっている場合※ボーナスは6月12月に支給され計4か月分と仮定
1月~10月までは確定値の給与と6月のボーナスを足し合わせる。
(1月の給与)+(2月の給与)+・・・+(10月の給与)+(6月のボーナス)=360万円・ ・・①
1か月あたりの平均値を出す。
360万円÷12=30万円 (10ヶ月分の給与とボーナス2か月分なので12で割っています。)
残りの11、12月の給与と12月のボーナスの見込み額を出す
30万円×4=120万円・・・② (2か月分の給与とボーナス2か月分なので4をかけています。)
①+②=480万円←年収の見込み額!
2.昨年度の年収で今年度の年収の見込み額を出す方法
単純に昨年度の源泉徴収の「支払額」欄の額を今年度の年収と見込む方法です。
源泉徴収がない方は会社からもらうか、市役所で課税証明書(有料)をもらってくださいね。
この方法は簡単なのですが、今年度の年収が昨年度と同等か上回る場合にしか使えません。休職期間などがあって給与が落ちている場合もNGです。給与の変動が激しい方は方法1を使いましょう。
ちなみにぽんにんは方法1で算出しています。
大体10月の給与が確定するまで待って、11月・12月の給与は1~10月の月平均給与を出して、11月 ・12月の給与と仮定しています。
なので、ぽんにんの場合ふるさと納税をする時期は毎年10月下旬~12月中旬になります。
初心者の方はこの方法とスケジュールをおすすめします。
もちろんふるさと納税自体は1月1日からはじまるので、10月まで待つと人気の商品はなくなる可能性があります。
大体の自治体が通年で提供しているので、不満に思ったことはありませんが。
どうしても欲しいものがある方や、夏にこれが食べたい!!とか時期的な要求がある場合には早めに動いてくださいね。
では、いよいよふるさと納税が実際いくらできるのか!上限金額の算出方法についてみていきます。
上限額を出すシミュレーションは、のやり方には2種類あります。
どちらもふるさとチョイスのサイト内でできます。以下リンクです。
▼開くとこんな感じの画面が表示されます。
- ざっくりと出す「かんたんシミュレーション」
- 正確に出す「詳細シミュレーション」
それぞれについて説明します。
ふるさと納税上限額の出し方
1.かんたんシミュレーション
かんたんシミュレーションでは、今年の年収の見込み額と自分の家族構成をシミュレーションに投入すれば上限額が算出されます。
超簡単なやり方ではありますが、この方法で算出される上限額でふるさと納税をしてしまうと、家族構成や保険の加入状況によっては損をしてしまうことがあります。
上限額がMax値で出てしまうイメージです。
損をしてしまわないための対策としては上限額の9割、8割を目安としてふるさと納税することです。
ぽんにんは初年度はかんたんシミュレーションを使用したのですが、手探りだったこともありとにかく損が怖くて算出された上限額の8割程度の金額でふるさと納税を行いました。
もちろん保険などの加入状況までは各自バラバラですので、上限額の何割にするかは自己責任でお願いします。
2.詳細シミュレーション
詳細シミュレーションは、かんたんシミュレーションが年収の見込み額と家族構成だけで算出できたのに比べて、
- 社会保険料の金額
- 生命保険控除額
- 地震保険控除額
- 住宅借入金等特別控除額
- 医療費控除額
- 配偶者の年収
がプラスで必要になります。まだ年収が確定していないので、1~6の額を昨年の源泉徴収から見積もることになります。
これ、すごい大変だなと思うかもしれませんが、昨年の源泉徴収さえ手元にあれば簡単な計算で出すことができます。
前述していますが、源泉徴収がない方は会社から再度もらうか、市役所で課税証明書(有料)として手に入れることができます。
それぞれ必要な情報の出し方を説明していきますね。
1.社会保険料の見込み額
これも年収同様で見込み額としているのは、ふるさと納税をする時点ではまだ年途中なので今年の年収が確定しておらず、年収に応じて決まる社会保険料も確定していないからです。
しかし、年収と社会保険料の比率(社会保険料÷年収)はそんなに変わりませんので、そのこと
を利用します。
昨年の源泉徴収から、昨年の年収(源泉徴収上の支払額の欄)と社会保険料の比率を出す
↓
今年の年収の見込み額にその比率をかける
↓
今年の社会保険料の見込み額がわかる
の流れですね。
2&3.生命保険控除額と地震保険控除額
保険の見直しは毎年するわけではないですよね?大体は昨年から継続するものばかりです。
なので、昨年の控除額=今年の控除額とします!
昨年の源泉徴収上の生命保険控除額と地震保険控除額の欄を見ましょう!
4.住宅借入金等特別控除額
これは、過去10年以内にローンを組んで新築住宅を購入した場合のみ控除されるものです。
ぽんにんは賃貸なので無縁です。
これも基本的に昨年と同じで良いので、昨年の源泉徴収上の住宅借入金等特別控除額を見ましょ
う!
5.医療費控除額
これは1世帯で年間10万円を超える医療費(薬代も含む)を支払った場合に考慮するものとなります。
10万円を超えた額が控除額となります。
ただ、よほどの病気をしない限り10万円以内で済みます。
10万円以内であれば医療費控除額は「0円」としてください。
6.配偶者の年収の見込み額
配偶者がいる場合には年収の見込み額を投入しましょう。
ほとんどの項目は昨年の源泉徴収とイコールとできますのでそんなに大変ではないですよね?
これらの数値を詳細シミュレーションに投入すれば上限額が出てきます!
源泉徴収から参考にする欄は以下の通りです。
以上が詳細シミュレーションのやり方です。医療費控除と配偶者の年収の見込み額は源泉徴収からはわからないので、おおよそ見積もりましょう。
ぽんにんは2年目以降はこの詳細シミュレーションを使ってます。
かんたんシミュレーションよりも上限額の正確性はありますが、それでもやはり損をしないためにも算出された上限額よりちょっと低めの額をふるさと納税するようにしています。
詳細シミュレーションといえど、余裕をもってやるべきですね!
源泉徴収が手元にない方はとりあえずかんたんシミュレーションで算出してみましょう!イメージをもつことは大事です。
まとめ
長くなりましたが、ふるさと納税の上限金額の算出方法は以上になります。
みなさん上限額の算出で心が折れてしまう方も多いと思いますが、一度やってしまえば毎年同じことの繰り返しです。
次の記事では各自治体への申し込みと事後処理のやり方を説明しています。
おすすめの自治体も紹介しているので、ぜひご覧ください!
