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保育園の先生への不満
現在は保育園を退園したので、今は昔の話になります。娘を0歳で保育園に預けていた頃、クラスの主任の先生が良い先生なのですが少し神経質と思える方でした。
ちょっとしたことで呼び出しがあり、当時余裕のなかった私はこの先生のことが苦手になっていました。
まずは具体的な呼び出しエピソードを紹介します。
しょっ中職場に電話がかかってくる
まず、少なくとも週に1回は職場に電話がかかってきました。
もちろん熱が出ていてすぐに迎えに行かないといけないこともありました.
でも、仕事に復帰したてで慣れるのに必死だった当時はもう少し様子をみてくれればいいのにと思う内容もたくさんありました。
アレルギーかも?
娘は肌が弱く、食べ物や飲み物がつくと赤く肌荒れを起こします。病院でもアレルギーではないから心配いらないと言われ、保育園にも伝えてありました。
それでも、ご飯やお菓子を食べて口の周りが赤い、アレルギーかもという電話が何度かかかってきました。
迎えに行って病院に行き、病院の先生にはアレルギーではないと何度も言われ…それを保育園に伝えても、アレルギー検査本当にしたんですか?と疑われる始末。
「〇〇病院ではアレルギーではないと言われました、どこかアレルギーに関して良い病院ありますか?」
と聞いたら、
「この辺にはないかも…」
と言われ、なんかもうこの先生は私のこと嫌いなのかなって思ったことも正直ありました。
手足口病かも事件
肌が弱いので、手足口病の時期はもう最悪でした。赤い発疹が少しあると電話がかかってきて、病院に連れて行ってくださいと言われました。
迎えに行くと、
え?どれ?
みたいな小さい発疹を見せられて、病院に一応連れて行くも先生に
「これじゃ手足口病とは言えないよ」
と言われ、
「そうですよね〜…TOT」
と帰る。
さすがに2日連続で呼び出されたときはびっくりしたし、病院の先生にも呆れられてしまいました。
もう仕事になりませんって思ってました
そんなことが続くので、とにかく仕事になりません。
はじめから休むときはまだいいのですが、呼び出しのストレスって半端ないです。職場でも頭を下げて気まずい中帰らないといけません。
もう勘弁して。
当時の私の気持ちはこうでした。
仕事を辞めた今だから思う、私おかしかった
働いていた当時は保育園の先生が神経質で困るという内容で上に書いたようなことをメモしていたのですが、仕事を辞めてとらえ方が変わりました。
当時は仕事に復帰したばかりで、職場も忙しく、成果を出すことに必死になっていました。
でも今になって考えてみれば、娘がアレルギーや病気かもしれないのにそんなわけない、仕事に集中させてと思っていた自分はまさに自分本位だったと思います。
保育園の先生が神経質だから、と先生のせいにまでしていたので、結構重症ですよね。
子どもが1番と思っていたはずなのに、仕事に復帰して厳しい環境に身を置き、自分のことで頭がいっぱいになってしまっていました。
1番大切なものとそれを守れる働き方ってあるの?
子育てをしている親にとって1番大切なことは子どもです。私も娘を産んだとき、この子のためなら死ねると本気で思いました。
でも、仕事に復帰するとたちまち仕事優先に染まっていきます。
というか、染まらないと男性と対等の総合職なんてやっていけません。これはもう今の日本の社会が仕事優先だった人達の価値観で作り上げられたものだから、仕方ないと思います。
本当は子ども第一で保育園から電話があったら当たり前に帰らせてくれたり、子どもが小さいうちは男親ももちろん早く帰る、そんな働き方ができればいいのですが、今の日本の価値観ではまだまだ先の話になりそう・・・。
というか、そんなことをしたらただでさえ人手不足なのに会社が成り立たないですよね。しわ寄せが別の人にいくだけです。
なんかもう書いていても思いますが、子育てしながら働くって本当に息苦しい!
どうにか変わっていってほしいものです。
保育園側の理解やサービスの拡大も必要
娘の通っていた保育園は地元の子が多く、祖父母が近くに住んでいる子達が多かったです。
東京だとそんなこともないと思いますが、千葉なので。(決して千葉をバカにするわけではありません。)
祖父母の家の近くというのは共働きをする上ではとてつもなく賢い選択だと思います。
そういう保育園なので、お迎え要請にもすぐに駆けつけることが当たり前だったのだと思います。
でも、私はどう頑張っても職場から保育園まで1時間かかるし、電車の便が悪くて1時間半になることもありました。
電話でその旨を伝えても嘘ととらえられていたかもしれないし、もっと早く迎えに来てくれなきゃ困るという感じがありありと伝わりました。
確かに保育園側からしたら他の子に感染する可能性もあるし、先生も付きっ切りにならないとだしで、大変だったと思います。
もう少し親によって働き方や環境が違うことを理解して対応してもらえる環境があってほしいと思いました。
更に保育園でそのまま病児保育を行なうなど核家族世帯を助けるサービスも普及していってほしいと思います。
途中で体調を崩した場合だけでもいいので。これは本当に切実な願いです・・・
子どもは親の全てを奪う
仕事を辞めて葛藤もありましたが、今は完全に割り切って子ども優先にしています。
林先生がテレビで言っていました。
『子どもは親の全てを奪う。』
残酷だけど、聞いたときにその通りだと思いました。というかそれぐらいの気持ちじゃないと子育てできません。
子どもは無邪気に色々なものを奪います。これは実際に子育てをしないとわからないことでした。
そして、奪うからこそ与えてくれるものもあります。
大事なことの優先付け、時には諦めることの大切さ、一人で生きていたら望むものはある程度手に入って気づかなかったと思います。
今は子どもに手がかからなくなったら何をするか模索中です。
在宅ワークや地域新聞の配布にも手を出し始めました。
保育士資格をとるために勉強もしています。
そんな新しい道もあのまま仕事を続けていたら、考えもしなかったと思います。
まとめ
女性の社会進出はとても大切なことだと思います。でも、そのための基盤があまりにもできていないと感じてしまいました。
よく家事に時間がかからなくなったとか言いますが、どんなに家電が進歩しても、平日帰ってからの2〜3時間を10時間に延ばすことはできません。
お惣菜や冷凍食品もやっぱり飽きます。
それに、欲張りかもしれないけど、会う時間が短いからこそ子どもに手料理を食べさせてあげたいと思ってしまいますよね。
無駄な仕事や機械化できる部分はどんどん取り入れて、長時間労働がなくなる日はいつくるんだろう・・・と毎晩遅くに帰る夫を見ながら思います。
自分が頑張りすぎて周りにも頑張りを求めて共倒れしてしまうことのないように、何のために仕事をしているかを忘れないようにしないといけないと思います。
子育てって本来楽しいもののはずなのに、今の日本では苦しいものになっている気がします。
みんなが楽しく伸び伸び子育てできる社会になってほしいですね!
おーしまいっ!