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育休期間が3年で恵まれているというのは本当か
ママたちの会話で
「育休が3年とれるんだ~」
「良い会社だね~」
という展開を何度も目撃してきましたし、私も何度も言われてきました。
でも、育休が3年とれる制度があるとして本当にとりますかという話です。
実際のところ私も1年も取らずに復帰したし、周りの友人も復帰する人はせいぜい子どもが1歳を迎える頃まで育休を取得するという印象でした。
3年とる人はそのままフェードアウトという選択肢を少なからず考えていると思います。
育休3年とったら保育園は入れませんけど・・・
育休を3年取得したとして、そのタイミングで保育園に入れることは至難の業です。2歳児クラスは超激戦です。
それで保育園に入れないと、そんなことはじめからわかっているでしょと言われてしまうなんてこともあります。 もはや0歳児クラスに入れない時点でそんなに復帰する意志が強くないと思われてしまうことも多々あります。
今の世の中では「恵まれている会社→育休3年」となっていますが、これは企業側の福利厚生が充実しているというイメージ戦略と、育児の現状を知らない人たちが勝手に良かれと思ってつくった制度としか思えません。
保育園問題を解決する側面だけでいえば、定員の増える3歳児クラスに入れる4月を迎えられる4年にするのがベストなのではないでしょうか。
実際のところ、通っていた保育園の園長には3年休んで2歳児クラスから入るのはかなり難しいと言われました。
不安を抱えながらの育休期間
育休で休んでいるママたちは大小あれど少なからず復帰に不安を持っています。そりゃ長い期間仕事を離れて、その上復帰するときはまだ話すこともできないような子どもを抱えているわけですから、当たり前です。
その不安に漬け込むかのように復帰する前にスキルアップをしよう!なんて広告が出てくるわけです。
私も実際に育児をする前は資格をたくさんとるぞなんて意気込んで産休に入りました。
もちろんそんな時間はなくあっという間に育休期間は終わりを告げました…。
今思うと育児をしていたらそんな時間はなくて当たり前だし、大半の社員は日々のうのうと働いているだけなんだから、ママたちばかりに頑張りを要求するのはおかしいのですが、育休中の不安を煽るには十分の効果があります。
というわけでそんな不安な育休期間を過ごすとますます早く仕事に復帰しなくてはと思い、結局3年ものうのうと休んではいられないわけです。
子育ての大変な期間にしがみついて働くのは再就職できないから
そんなこんなでみなさん割とパッと復帰するわけですが、育児と仕事の両立は本当に大変です。大変さは人によって違うし、何より経験してみないとわからない。
私自身もワーママとして働いた半年間は地獄のような日々でした。夫と喧嘩した日もあったし泣いた日もあったし人生で一番不幸な半年間だったと思います。
でも、辞める決心が中々できなかったのは、「辞めてしまったらもう働けない」という漠然とした不安があったからでした。辞めてしまったら今のような大企業で正社員で働くことはできないと思ったし、辞めるときにはまわりにも「もったいない」と何度も言われました。
実際のところ今の日本で子どもの手が離れた40歳とかから女性が再就職することはとても難しいと言われています。
別に今の会社でなくてもいいのだけど一度辞めたら働けないからと思って、育児の大変な期間でもフルタイム正社員を続けたり、子どもといたい気持ちをおさえて働きに出る方も多いのではないでしょうか。
再就職しやすくなることが解決策なのでは
私は自分の仕事がどうしてもしたい仕事でなかったことと新しいことにチャレンジする良い機会だと思い、いったん仕事を離れました。
もちろん再就職するとなると前と同じ条件というのは難しいと思います。
でも、条件は悪くなっても自分のやりたいことや好きなことを優先していきたいです。子どもが大きくなったときに胸を張って働いている姿を見せたいです。
私のように自発的に辞めなくても、旦那さんの仕事の都合や業務内容で妊娠や出産と共に仕事を辞めざるを得ない方もいると思います。
今は一度仕事を離れてしまうと、小さい子どもを抱えての求職は不利だし、そもそも子どもを預ける先もなく、働くことを諦めるざるを得ない部分があります。
今後は子育て中の女性でも再就職できる環境が整っていってほしいです。
働きたいと思ったときに働ける環境が平等にあることが子育てをしている女性を救うと思います。
大変な思いをしているワーママ達も辞めてもまた働けると思えれば、それだけでも肩の荷が下りるのではないでしょうか。
頑張りすぎない
いざ子育てをしてみると大変なことがたくさん出てきます。自分がどんなに頑張っても変えられないことがたくさんあってむしろそれをどう受け入れるかが大事だということに気づきました。
育休期間や保育園に入れるかどうかは自分の頑張りで変えられるものではありません。
そのことで嘆いたりするよりも、まあいっかぐらいの気持ちで受け入れてその場その場で対応しながら生きていく方が楽しいし賢い生き方だと思います。
もし昔の私のように頑張りすぎて苦しんでいるワーママがいたら、世間の価値観にとらわれて頑張るのはやめようって伝えたいです。
おーしまいっ!