日本の教育って大丈夫?!「尾木ママ×茂木健一郎「個」育て論」の感想。

本の内容と評価

この本の評価
読みやすさ
(4.5)
おもしろさ
(4.5)
ためになる度
(4.0)
値段
(3.0)
総合評価
(4.5)

尾木ママと茂木健一郎が日本の教育の問題点を論じ合う。対談形式で専門用語も少なく読みやすい本です。

日本の教育といえば集団行動でみんな同じことをしてできないと落ちこぼれ認定されるわけですが、そうして当たり前とされている教育が結果として子どもの個性をつぶし、落ちこぼれもそうでない子もダメにしてしまう。

この本を読むと日本の教育の仕組みが世界からいかに遅れていて、そのことで国際競争からも取り残されるようになってしまったということがよくわかります。

感想

教育委員会の問題点

学校

教育委員会といえば、学校行事の式典のときにあらわれて偉そうにしている人たちですよね。

尾木ママと茂木さんは教育委員会はさっさと解体した方がいいと言っています。教育委員会は学校が子どもに自由に教育する権利を奪って、この教科書でこのように教えなさいと指示をします。少しでも抗議したり反抗的な先生は潰されてしまします。だから、日本の教育はいつまでたっても変わらない。

夫の通った高校は自由な校風で卒業式も仮装したりで生徒が自由にやっていたそうなのですが、卒業生の式辞で”教育委員会の方々、先生たちをあまりいじめないでください”といったニュアンスの発言がありそれが新聞にのったら、教育委員会が学校に来て、自由な卒業式はできなくなってしまったそうです。

日本の教育の場に表現の自由は存在していないんだな~と少しこわくなりました。

流される日本人

流されやすい日本人

学校に行って枠にはまって生きてきたから、とにかく日本人は流されやすい。

以前読んだ「経済ってそういうことだったのか会議」にタイタニック号のジョークが紹介されていて、子どもやお年寄りを先に救助することを乗客から文句が出ないようにするために、日本人には「みんなそうしている」と言えばいいというエピソードでした。

そんな日本人なので、先でも述べた教育委員会みたいな存在がまかり通っているんだと思います。

きっと教育現場には尾木ママのようにおかしいと思っている人がたくさんいる。でも、声をあげるのはごく少数でみんな黙認してしまう。たたかっていたのってもしかしたらヤンキーだけなのかもしれません。

偏差値教育は狂っている

勉強

尾木ママも茂木健一郎も偏差値教育を問題視しています。 日本の教育では常に偏差値がつきものです。子どもたちは入試を経験するにあたり、偏差値で順位を付けられて学力別の学校へと振り分けられていきます。

そのため、子どもたちはいつしか偏差値というものさしで人をはかるようになります。相手の学校を聞くと学校や塾に貼られていた偏差値表を思い出し、「あ、自分より下だな」なんて優劣をつけてしまうんだそうです。

偏差値教育の闇は深く、人を見下すだけにとどまりません。結果として見下している本人も偏差値を上げるために画一的な教育を受けてきたため、自分が何をしたいのか、何が得意なのかということがわからず、元気がなくなり仕事で力を発揮できなくなってしまうのです。そんな日本の社会では当然ジョブズみたいな人が誕生するわけがありませんよね。

みんな市川海老蔵

個性

市川海老蔵は教科書を1ページも開いたことがないそうです。でも、歌舞伎役者としてはとっても魅力的ですよね。

尾木ママも茂木さんもみんな市川海老蔵のようになれると言っています。みんな才能だとか言うけどそれは違うと。個人にあった教育ができれば、みんな色々な分野で輝くことができるんです。

私もゆとり教育の落とし子なので、自分は無理だといつも決めつけてしまいますが、教育で受けてしまった洗脳を解いて自分のやりたいことにチャレンジしていきたいと思います。

これからの子育て

振り返れば自分も本当はやりたいことが別にあったのに、偏差値などにとらわれて自分の進路を決めていってしまいました。

理科が得意で理数系に進んだものの、やりたいことは幼児教育で理系の仕事じゃないと却下されたことを今でも覚えています。

そのまま理系大学に進学し、知名度で選んだといっても過言でない大企業に就職し、数年働いてなんか違うと思うようになりました。

なんか違うと思うようになってしまった理由がこの本を読んでわかった気がします。 この本を読んで問題点だらけの日本の教育を自分の子どもに受けさせることがこわくなりました。

でも、我が家には早くから海外留学させるお金も転勤の予定もないので、親である自分は偏差値にこだわらず、我が子の個性を見てその子の考えを尊重して育てていってあげたいと思いました。

そして、この問題に声をあげる尾木ママ茂木さんをはじめ、先生がいたら支持をして、少しでも力になれたらと思います。 これから子育てをしていく身としては、この本を読んで日本の教育というものに問題意識を持って変えたいと思ってくれる方が増えてくれると心強いです。

関連本について

この本を過激?というか極論までもっていった話がホリエモンの“すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論”だと思います。

尾木ママや茂木さんは日本の教育を変えなきゃだめだ!と言っていますが、ホリエモンはもはや必要ないというレベルで話しています。ホリエモンってすごい過激なこと言ってるのに筋は通っているからすごいです。

本書を読んだ後に読むとおもしろいと思います。

おーしまいっ!

 

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